アンデッドアンラックは伏線がとても多い漫画です。
読み返してみると「そういう事だったのか!」という事や
コマの絵をよく見てみると「コレってあの時のアレやん!」というのが描かれています。
というわけで、アンデラをもっと楽しむために伏線と考察をまとめました!
目次
アンデッドアンラック(アンデラ)の伏線と考察
神サマの正体
風子がリップから渡された古代遺物を触った際に、神サマのような映像が頭を流れます。
太陽を背に神が立っていて、人や街が焼き尽くされている映像です。
これは本当に神サマで、世界を滅ぼすというラグナロクの事なのでしょうか。
ツイッターでの考察が面白いですね!
つまりラグナロクって太陽か落ちてきて全て燃やして世界再創造する事なんだと思う。少なくとも前の世界では
…これ絶対ネタにされてた不燃さんがいないと詰むやつだろ!!!
(不燃がアンダーにいてアンバーンで凌いでリップが新世界に行くって事では?)#アンデッドアンラック #アンデラ#wj39— 突木 (@tokyFF999) August 30, 2020
以下の記事で詳しい考察を載せていますので参考にしてください。
古代遺物の名称
アンデラには古代遺物(アーティファクト)が出てきますが、これが何なのか詳しく明かされていません。
古代遺物に触れると映像が頭に流れ込んできて、その映像は古代遺物によって異なるということのみ。
しかし、古代遺物は物語の展開に大きく関わってくるであろうと予想されています。
古代遺物の名称が、すごく伏線っぽいんですよね!
こちらは8月上旬のクエストです。
クエスト | 報酬 | 参加者 |
UMAバーンの捕獲 | 11人目の席の追加 | ジュイス・タチアナ・ビリー 一心・フィル・トップ |
UMAイートの捕獲 | 不燃の所在 | ジュイス・タチアナ・ビリー フィル・トップ |
UMAランゲージの討伐 | 全世界言語統一 | ニコ |
不可視の捕獲 | UMAコールの所在 | 不明 |
UMAパストの捕獲 | 古代遺物リベリオンの所在 | ジュイス・ニコ・フィル |
UMAスポイルの捕獲 | 不治の所在 | アンディ・風子・シェン |
これらのクエストでは「不可視の捕獲」以外は成功。
得られた報酬のうち、リベリオンと不燃はまだ登場していません。
リベリオンを調べると「反乱」という意味です。
これは、ビリーが裏切ったことやアンダーが現れたことに何か関係があるのでしょうか?
リベリオンの所在は地図から推測するにエジプトだと思われます。
アンディが不治を倒した後、シェンとムイちゃんが向かっていたのがエジプトでしたね。
これはリベリオンを探しに行っていると考えられます。
その際に否定者狩りのクリードたちと戦っていますし、リベリオンが見つかったのか、もし見つかったとすれば誰の手に渡ったのか明らかになっていません。
次に12月1日に発表されたクエストです。
こちらのクエストは地球に生きる者すべてが参加できる「全員参加」です。
クエスト | 報酬 |
UMAスプリングの討伐 | 古代遺物イージスの所在 |
UMAサマーの討伐 | 不変の所在 |
UMAオークタムの捕獲 | UMAゴーストの追加 |
UMAウィンターの討伐 | 古代遺物リメンバーの所在 |
イージスを調べると、ギリシア神話において女神アテナが用いる防具と出てきます。
盾のようなイメージでしょうか。
「思い出す」という意味。
アンデラの世界は、ラグナロクで滅んでもまた繰り返されていると思われます。(ループしている)
その際に記憶を引き継げる古代遺物なのでしょうか。
ループを経験していると思われるキャラは今のところ
- ヴィクトル
- ジュイス
- ビリー
です。
古代遺物については全く謎ですが、物語にはかなり大きく関わっていると思います。
月の描写が多い
アンデッドアンラックでは、やたらと満月が描かれています。
- ジーナとの戦闘、多くのコマ中に満月がある
- リップとの戦闘も夜なので満月が描かれている
- チカラがユニオンに入ると決めて、窓から飛び降りる際の背景にも月
また、アンディの必殺技名に
- 再生抜刀 紅三日月(リペアブースト あかみかづき)
- 血廻 紅盈月(けっかい あかえいげつ)
など、「月」が使われています。
さらに、風子の『不運』の運も言い換えればツキとも言える。
描き方が意図的に見えるので、これは何かの大きな伏線なのでしょうか。
追記
31話において月の謎が判明しました!
アンデラの世界には「公転」がなかったことが原因だったようです!
公転はある天体がほかの天体を回ることです。
地球は太陽の周りを回っています。
月は地球の周りを回っています。
このため、地球と月の位置関係によって、満月になったり、半月、新月といった事が起こります。
この公転がないということは、月や地球は太陽に対して常に同じ位置であったため、常に満月だったということですね!
詳しくは31話のネタバレをご覧ください
ちなみに以下のコマはUMA銀河が追加された後のコマですが、太陽系が描かれていて、太陽・地球・月が一直線になっています。
この位置関係は満月を意味します。
細かい描写がすこいですね!
ただし、公転が存在しないということは三日月も存在しないということです。
アンディの必殺技名に「三日月」が入っているのが気になります。
ヴィクトルはループ経験者なので公転がある世界をすでに生きたことがあるからでしょうか。
解決したと思ったのに全部は解決できませんでした。
日付が合わない
第30話において、アンディは
「課題(クエスト)の進行が通常通りで、負け続けた場合、4月・・・
次の罰(ペナルティ)で世界が滅ぶなら・・・1月で終わりだ」
と言っていたが、これまでの話を振りかえると日付のつじつまが合わない。
こちらの考察は長くなりますので、以下の記事で詳細をご覧ください。
アンデラ世界の謎①
ループしている世界をジュイスはアークで、ヴィクトルは死のルールが足されてからずっと生き続けています。
この事から足されたルールは地球が破壊されようとも継続するということなのでしょうか。
第9話においてジュイスはこの世界に足されたルールは98回(性別、言語、人種、死、病気)と言っています。
そして「3ヶ月に1度、挑まずとも罰(ペナルティ)は増える」と。
UMA銀河の追加で足された罰は99回。
100回目はUMA公転です。
その先の101個目の罰がこの世界が滅びるであろうラグナロク。
ラグナロクでもヴィクトールが死ねないのであれば、破壊された地球が再生した場合、死というルールは最初からあることになります。
UMAデッドが存在していることで器として”不死”の否定者が存在すると思われる。
ということは次の世界に行った場合、石板はゼロからのスタートではないということなのでしょうか。
この辺りがまだまだスッキリと判明していません!
アンデラ世界の謎②
アンデラには、
- 理(ルール)
- UMA
- 器(否定者の事?)
が出てきますが、これらは何かしら繋がっている気がします。
UMAスポイルというのが出てきましたが、UMAスポイルが生まれたことによって、この世界には「腐る」という理(ルール)ができたと言っています。
また、UMAギャラクシーの出現によって、宇宙に「銀河」という概念が生まれました。
つまり、UMA=理ということでしょうか。
そのほかUMAに関して、UMAバーンはジュイスたちが捕獲しました。
そして気になるのが、否定者の中に「不燃(アンバーン)」がいる事です。
“バーン”が同じですよね。
また、空間を移動させてくれる「ムーブ」という怪物。外見から判断するにUMAっぽいですよね。
スポイルが出てきた時の姿と似ています。
そして、否定者の中には「不動(アンムーブ)」がいます。
“ムーブ”が同じですよね。
絶対に何か意味があると思います。
スポイルが言っている
『我等(ルール)の… 器ごときが…』
というセリフに答えが隠されている気がします。
また、リップも「俺たちが器として生きているから廻っている世界だ」と言っています。
否定者がいなきゃ成立しない世界なのか#wj39 #アンデッドアンラック #アンデラ pic.twitter.com/AoKJFi6ESq
— ユキ (@yu_ki_poppo) August 30, 2020
ジュイスが言うように、これまでこの世界に追加れた理は98個です。
性別、言語、人種、死、病気など
そして銀河が99個目でしたね。
もしかすると、これらのルールを否定できるのが器で、同じ数だけ否定者がいるのかもしれませんね。
リップの右目
リップの右目から血が流れていて、いつも舌でペロペロしている。
リップは「不治」なので、能力が移ったときに何かあったのでしょうか?
もしかすると、今後リップの過去の回想シーンが描かれて、右目の秘密が明らかになるかもしれませんね。
#アンデラ
リップが舌ペロペロしてるのって左目から垂れてる血を舐めてるからだと最近気づいた。 pic.twitter.com/ROeHnMivN0— 優しいお湯 (@enjoy42104) September 6, 2020
追記
アンディとの戦いに敗れたリップ、子供の姿で再度アンディのもとへ現れましたが、そのときも右目から血が流れていました。
ですが、ビリーが裏切った際にバーンとともに登場したリップ。このときは目から血が流れていません!
アンデラの描写は細かいので、これも何かの伏線かもしれませんね!
アンディの胸の傷と1865
アンディの左胸には弾痕のような傷跡と1865の数字が刻まれています。
第1話で、アンディの過去の記憶が描かれているシーンがありますが、アンディが誰かをかばって胸を撃たれているように見えます。
このときアンディは既に不死だったのでしょうか。
これは1865年の出来事だったのでしょうか。
1865年はリンカーン大統領暗殺の年ですが、何か関係があるのでしょうか。
アンディは再生できるのに、なぜ再生しても胸の傷跡は残っているのでしょうか。
色々とネタが仕込まれていそうですね。
ヴィクトルは何者なのか
ヴィクトルはジュイスの事をなぜか知っている様子。
ユニオンメンバーとは面識がないのに、なぜジュイスの事だけ知っているのか。
また、現ユニオンメンバーの事は知らないが、ユニオンという組織の事は知っている口ぶりです。
アンディが過去にユニオンと接触したのは50年前に体をいじられたときですが、仮にそのときにヴィクトルに変身することがあったと考えたとしても、ジュイスが50年前にユニオンにいたのかどうかも不明です。
さらに、ヴィクトルのセリフは謎だらけです。
- ヴィクトル「今、何年の何月だ?」
- シェン「2020年8月の…」
- ヴィクトル「何曜だ?」
- シェン「ナンヨウ?何の話です?」
- ヴィクトル「・・・成程。少しはマシなのが、そろったようだな」
このセリフから曜日が存在する世界と存在しない世界があるようです。
また、昔のユニオンも知っていて、今のメンバーの方が強いと判断したようです。
そしてシェンとの戦闘中に
「誰に聞いたか知らんが、俺は人質だ。神じゃない。」
と言っています。
ヴィクトルは俺が元だと言っていますが、元が閉じ込められてしまっているようですね。
「一度の生で・・・大したもんだ」
つまり、ヴィクトルは神に破壊される前の世界も生きている?
さらに
「不変は惜しかったが、成程…いい面子だ」
このセリフからも昔のユニオンを知っていて、今のメンバーの方が強いと判断したようです。
と言うか、なぜ不変が死んだことを知っているのでしょうか!?
閉じ込められているけどアンディの視界を通して見えているのでしょうか。
以下のセリフからも出来事を把握している事がわかります。
何故庇う!!バーンを倒し席は一つ増えた!
不運が死ねば2席空く!より強い否定者を俺が見繕って…
ヴィクトルのセリフは伏線だらけです。
とても大きな伏線が仕掛けられている予感がしますね。
追記
35話で謎が少しづつ明らかになってきました!
この世界はループしており、作り直される前の世界ではジュイスとヴィクトールは協力してクエストを受けていたようです!
シェンとの曜日のやりとりについてもヴィクトールはすでに「銀河」のことを知っていたからでした。
詳しいネタバレについては以下の記事をご覧ください!
ジュイスの年齢
アンディが200年近く生きているということは、今回の世界は数百年は続いているということでしょう。
クエストは3ヶ月に1度行われていると思われますが、これまでクリアを何度もしてきたからこそ石板に罰が刻まれる回数を減らし、今の世界が数百年続いていると考えれます。
そしてジュイスは前の世界から”アーク”を使ってループし、今の世界の始まりからずっと戦っていると思われますが、年を取らない仕組みがあるのでしょうか?
この辺りもまだまだ謎が多いですね。
少女漫画「君に伝われ」の作者
風子が読んでいる少女漫画の「君に伝われ」の作者名が『安野雲』となっていて、アンノウンと読める。
以下は第1話のシーン。
第19話の風子が病室で寝ているシーンではハッキリと作者名がわかります。
アンノウンなので、否定者と何か関係がある伏線なのでしょうか!?
だとしたら凄いですね!
アンデッドアンラック(アンデラ)の考察:1コマの情報量が凄い
リップが風子に渡した銃
リップが風子にプレゼントした銃は、リップが競売客船で盗ったやつです!
皆に配ると言っているので、これもそうだと思う。
- ファンが背中に背負っている武器
- まだ明かされていない否定者狩りメンバーが持っている扇子
でも、リップってアンディとの戦闘中に上着脱がなかったっけ?盗った道具はどうなったの?って思ったのですが、以下のコマを見るとしっかり持っていました!
一心の能力は不壊
まだ能力が明らかにされていない一心ですが、「不壊(アンブレイカブル)」で間違いないでしょう。
第4話でアンディは、自分の使っている「壊れない刀」はユニオンの不壊が製作したモノ。それをパクったと言っています。
第10話でトップの左足付近に「不壊」っぽい文字が書いてあります。
コミックス第3巻の途中で武器の解説があり、
- 倶利伽羅(カラクリ)
- 一心が打った刀。故に壊れない。と書いてあります。
- 如意金庫(にょいきんこ)
- アーティファクトだが、両端の金がたは一心が作ったもので、その部分は不壊(ふえ)とのこと。
もう「不壊」って言ってしまっているので決定ですね!
トップの能力は不停止?
トップの細かい描写を見ていきましょう。
よく見てみるとトップは登場したときから腕を骨折していることが多々あります。
そしてヴィクトルとの戦闘時においても、高速で走り回った後に急に腕が折れているコマがあります。
この事から、トップは「停止できない」否定者で、高速で動いたときに停止する代償として腕が折れてしまっているのではないでしょうか。
ポケットに手を入れる理由についても気になりますね!
追記
32話においてトップの能力が「不停止」であることがわかりました!
腕が折れていることに関しても停止条件でしたね!
ポケットに手を入れる理由についてはまだ回収されていません。
アンデッドアンラック(アンデラ)の考察:時系列
状況を整理できるように時系列をまとめました!
1970年 アンディがユニオンに捕まる
1980年 アンディが逃走
そして2020年
8月1日 アンデラのスタート
8月2日 シェン&ボイドとの戦い
8月5日 バイカル湖にてジーナとの戦い
8月上旬 クエスト発表
8月31日 クエスト結果
9月1日 UMAギャラクシー追加
リオデジャネイロ港にてリップとの戦い
9月16日 チカラが11人目としてユニオンに加入
風子とチカラは戦闘力を高めるため、特殊訓練を希望し、プログラムを実行
12月1日 クエスト発表
アンデッドアンラック(アンデラ)の伏線と考察まとめ
考察ポイントが盛沢山のアンデラ!
伏線がいっぱい用意されていることで、バトル・ラブコメに加え、読者が楽しめるポイントになっていますね!
今後もまだまだ伏線が出てくると思いますので、追記していきます!