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2019年7月から放送が始まるTBSの日曜ドラマ「ノーサイドゲーム」
池井戸潤さんの小説が原作になっている作品で、ドラマの主演は大泉洋さん。
ストーリーは、大手自動車メーカーのラグビー部が奮起するという内容ですが、実際にモデルとなった企業はあるのでしょうか?
実在するラグビーチームを調べて、ドラマに出てくるチームと照らし合わせてみました!
目次
ノーサイドゲームのラグビー部は「アストロズ」
まず、ドラマではどのようなラグビー部が描かれているのか見ていきましょう。
主人公の君島隼人(大泉洋)は「トキワ自動車」という企業のサラリーマンとしてバリバリ働いていました。
しかし、他の企業を買収しようとする上司に意見したことで、府中工場というところに左遷人事で飛ばされるところから物語がスタート。
失意に陥った君島ですが、さらにトキワ自動車ラグビーチームのマネージャーを兼務するように命じられます。
チーム名は「アストロズ」
以前は強豪チームだったが、現在はボロボロ。
ラグビーの経験がない君島に、チームを立て直すという任務が与えられ、君島とラグビーチームが奮起していく姿が描かれます。
では、実際にこのようなラグビーチームは存在していたのでしょうか?
2019年はラグビーワールドカップも開催されますし、日本でのラグビー人気も高まってきています。
日本にはどんなチームがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
実在するチームの中から候補を挙げてみましたので、順番に見ていきましょう!
ノーサイドゲームのモデル企業はどこ?4つの候補チーム
モデル企業の候補は以下のとおり。
- ホンダ自動車ラグビーチーム
- トヨタ自動車ラグビーチーム
- ヤマハ発動機ラグビーチーム
- 東芝ラグビーチーム
それぞれ見ていきましょう。
ホンダ自動車ラグビーチーム
大手自動車メーカーのホンダにはラグビー部があります。
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チーム名は、ホンダヒート(Honda Heat)
【ホーム】
三重県鈴鹿市のホンダアクティブランド
【獲得タイトル】
トップウェストA優勝:3回
トップチャレンジリーグ優勝:1回
【歴史】
1960年に発足。
2003-2004からはトップウェストAに参入。
2004-2005から3シーズン連続でトップリーグ昇格に挑むもトップリーグに上がれず。
2008-2009シーズンに初のトップリーグ昇格を決めた。
しかし次のシーズンは13試合で1勝しか挙げられず、トップウェストAへ降格した。
2010-2011シーズンにもう一度トップリーグへの昇格を決めたが、来シーズンでまたしても降格となった。
そして、2014-2015シーズンにトップウェストAで優勝した後のち、再度トップリーグ昇格を決めた。
現在はトップリーグで奮闘している。
ちなみにトップリーグとは、社会人ラグビーの最高峰のリーグのことです。
トヨタ自動車ラグビーチーム
大手自動車メーカーのトヨタ自動車のラグビーチームです。
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チーム名は、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(Verblitz)
【ホーム】
愛知県豊田市トヨタスポーツセンター
【獲得タイトル】
社会人大会優勝:5回
日本選手権優勝:3回
国体優勝:8回
トップウェストA優勝:1回
【歴史】
1941年創設。
1949年、初の全国大会出場。
この頃はまだ、ヴェルブリッツではなく「トヨタ自動車ラグビー部」で、トヨタ高級車・クラウンのエンブレムをしたマークを胸につけていた。
トップリーグ初年度の参加を目指した2002-03シーズンでは成績が上がらず、トップリーグ初年度の参加を逃した。
2003-04シーズンはトップリーグの下位リーグのトップウェスト所属となったが、優勝しトップリーグへ昇格した。
その後は、現在までトップリーグで戦っている。
トップリーグでの優勝はなく、トップリーグ3~5位といった成績のシーズンが多いようですね。
ヤマハ発動機ラグビーチーム
ヤマハ発動機のラグビー部。
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チーム名は、ヤマハ発動機ジュビロ
【ホーム】
ヤマハスタジアム
【獲得タイトル】
日本ラグビーフットボール選手権大会 優勝1回
国民体育大会ラグビーフットボール競技 優勝1回
【歴史】
創設は1984年。
1994-95シーズンに全国社会人大会初出場し、その後関西Aリーグでの優勝を経験。
2003-04年シーズンにトップリーグ参入。
2005年に、サッカーのJリーグからの許可を得て、チーム名を「ヤハマ発動機ジュビロ」とした。
2015年、第52回日本ラグビーフットボール選手権大会において初優勝する。
あの有名な五郎丸選手が活躍しているチームなので、知っている人も多いかもしれませんね。
東芝ラグビーチーム
東芝のラグビー部。
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チーム名は、東芝ブレイブルーパス(Brave Lupus)
【ホーム】
東京都府中市の東芝府中事業所敷地内グラウンド
【獲得タイトル】
合計17個
国体優勝:1回
全国社会人大会優勝:3回
トップリーグ優勝:5回
マイクロソフトカップ優勝:2回
日本選手権優勝:6回
【歴史】
1948年創部。
1990年代には日本代表選手が所属し戦力が充実、当時連覇を続けていた神戸製鋼とも接戦をくり広げ、1992年度、1994年度に全国社会人大会準優勝を果たした。
1994年から就任した向井昭吾監督のもと、1996年度から日本選手権3連覇を達成。
2006年度シーズンよりチーム名を東芝府中ブレイブルーパスから東芝ブレイブルーパスに変更した。
過去にトップリーグで5回も優勝しているが、ここ最近は成績が低迷している。
でも、最近は成績が良くないようね。
ノーサイドゲームのモデル企業はここだ!
候補の4チームを見てきましたが、ドラマの「アストロズ」に最も近いチームはどのチームなのでしょうか?
ドラマの「アストロズ」は、以前は強豪チームでしたが、現在はボロボロという設定。
そこから、ラグビー経験のない君島がチームを立て直すというストーリーです。
候補に挙げた4チームを見てみると、『トヨタ自動車ヴェルブリッツ』か『東芝ブレイブルーパス』が似ているのではないでしょうか。
トヨタ自動車ヴェルブリッツは、トップリーグに長く所属するチームですが、優勝経験がないです。
また、トヨタ自動車とトキワ自動車が似ていることも気になる・・・
しかし、「昔はめちゃくちゃ強かったが今は低迷している」というのは当てはまらないように思います。
一方、東芝ブレイブルーパスは、トップを走っている強豪チームですが、近年の成績があまり良くありません。
よって、こちらの方がモデルとしては近いように思います。
2017年、東芝の巨額の損失問題が世の中を騒がせました。
「大企業に就職すれば安定」という時代が終わったことを痛感しましたよね。
さらにそのとき、日本ラグビー会を引っ張ってきた東芝ラグビー部の存続問題が取りあげられていました。
やはりチームを運営しようとなると、それなりのお金がかかるからです。
対策としては、契約期間が終わる選手の更新をしない等、なんとかスリム化を図って対応しましたが、そのときのトップリーグの成績は、6勝9敗で9位という不振ぶり。
選手たちは「会社の業績も昨年に引き続き悪いですが、こういう状況だからこそ、僕たちが励ますためにも頑張らなければいけなかったのですが」と語っています。
トップリーグでは最多である5回の優勝を誇り、日本代表選手も所属するラグビーの名門チームですが、近年は成績が低迷しています。
トップリーグ2009-2010シーズンの5回目の優勝を最後に、準優勝や3位になっているものの優勝はできていません。
そして近年では、6位や9位と低迷しています。
また、ドラマ「ノーサイドゲーム」の舞台は府中なので、東芝のラグビー場があるところと同じです。
以上のことから、東芝ブレイブルーパスとアストロズには
- 昔は強豪チームだったが、近年は成績が低迷している
- お金が問題でチームが存続危機である
- ホームが同じ府中
といった共通点があり、東芝ブレイブルーパスがアストロズのモデルになった可能性が高いという結論になりました(^^)/
ちなみち、東芝ブレイブルーパスには皆さんもご存じ「リーチ・マイケル選手」が所属しているチームですよ!
ノーサイドゲームのモデル企業はどこのチーム?まとめ
いかがでしたでしょうか?
2019年は、ラグビーで盛り上がること間違いなし!
ノーサイドゲームとラグビーワールドカップを楽しみましょう!(^^)