投資歴5年のうめぽんです。
株式投資やFXの仕組みについて、初心者が見たときにどのサイトよりもわかりやすい解説を目指します!
日本人は子供のときにお金の勉強をしないため、株を始めようと思っても、そもそも株式投資が何なのかがわからないですよね。
仕組みがわからないと、なかなか一歩が踏み出せません。
そこで心が折れる人も多いはず・・・
そんな人のために、できるだけわかりやすくお伝えできればと思います!
目次
株の仕組みをわかりやすく解説:そもそも株とは何なのか?
世の中には「会社」というものがたくさんあります。
そのなかで「株式会社」が、株式というものを発行しています。
株式を発行する目的は、色んな人からお金を集めて会社を成長させるためです。
そもそも「会社」とは、利益を追求することを目的として人が集まって作った集団です。
そして、会社は成長していかなければなりません。
成長させるためには、お金を得たり、集めたりする必要があります。
会社にお金が入ってくる方法は2つ
お金を得ようと思ったとき、会社にお金が入ってくる方法は2つあります。
- 収入(売り上げ)
- 融資(借 金)
この2つです。
われわれ個人に「収入」と「支出」があるように、会社にも「収入」と「支出」があります。
会社が物やサービスを売って得た利益が「収入」ですよね。
融資とは銀行などからお金を借りることです。
お金を借りることで、新しい工場を建てたりして、生産能力を上げるのです。
この融資とは、いわゆる借金です。
ですので、返済義務が生じます。
「株式会社」にすることで、お金を集める手段が1つ増える
それは「出資」という方法です。
株式というものを発行し、それを買ってもらうことでお金を出資してもらうのです。
出資してくれた人には、利益の一部を還元します。(これが配当金と言われるものです)
出資してくれた人のことを「株主」と呼びます。
しかし、この出資には、会社側に返済義務がありません。
ですので、会社が倒産してしまった際には、出資していた人は、お金を失うというリスクがあるのです。
株式投資の始まり
株の歴史は、1602年までさかのぼります。
当時オランダで設立された「東インド会社」が、最初に株式を発行したと言われています。
ある男が、村人たちに言いました。
「オレは今から航海に出て、お宝を探してくる!
でも船がないから、船を作るお金を出してくれ。
お金を出してくれた人には、お宝を分け与えるよ!」
これが、株式投資の始まりです。
うまくいけば、男は儲かるし、村人も出したお金以上のお宝が返ってきます。
しかし、もし男が航海に失敗すれば、村人たちは出したお金を失うのです。
なので、投資してもよい男(会社)なのかどうか、見極める必要があるということです。
株の仕組みをわかりやすく解説:株式投資で得られる3つの利益
株式投資で得られるリターンについては、大きく分けて3種類あります。
- 配当金をもらう
- 株主優待をもらう
- 株の値上がり益を狙う
それぞれ解説していきます。
配当金をもらう
配当金とは、会社で出た利益を、お礼として株主に還元するものです。
株を持っているだけで一定の時期になると、配当金がもらえます。
イメージとしては、貯金の利息を思い浮かべてください。
100万円の定期預金で、年利0.3%だった場合、1年間で3,000円がもらえますよね。
いわゆる「インカムゲイン」という、チャラチャラと継続的に入ってくる利益です。
例えば、楽天の株式を購入したとしましょう。
2019年7月現在、楽天[コード:4755]の株価は1,200円あたりを推移しています。
購入できるのは、100株からになりますので、1,200円×100株=120,000円が最低購入金額になります。
そして現在、楽天の配当は1株あたり4.5円です。(配当は1年に1回。12月末に株を持ってている人に支払われる。)
100株持っていたら、450円の配当がもらえるということです。
450円÷120,000円×100=0.37%
株主優待をもらう
株主優待とは株を持っていると商品券、食事券や金券がもらえる制度になります。
例えば、楽天証券の株を100株持っていると、楽天トラベルの2,000円クーポンがもらえたりします。(これも1年に1回です。)
2,000円÷120,000円×100=1.66%
他にも、企業によってクオカードやお店で使える割引券など色々な種類があります。
よく使うお店の株主優待を手に入れれば、お金の節約にもつながります。
株の値上がり益を狙う
これが一番儲かる方法ですね!
いわゆる『安く買って、高く売る!』というやつです。
例えば、楽天の株価は2019年1月では800円あたりを推移していました。
その時にもし100株買っていたとすると、800円×100株=80,000円です。
そして、2019年7月には株価が1,200円くらいまで上がっています。
ここで売却したとすれば、120,000円-80,000円=40,000円の利益ということになります!
これが、いわゆる「キャピタルゲイン」という、ドーンと一発入ってくる売却益です。
もしこれが逆の場合は、損をしてしまうことになるのでリスクを取った方法ということですね。
以上、株式投資で発生する3つの利益について、お話しました。
この3つのうち、「株の値上がり益」を狙って多くの投資家が株式市場に参入してきます。
そして、この株の売買に関する仕組みが、けっこうわかりにくかったりします。
なので、どのように売買されているのか仕組みを見ていきましょう!
株の仕組みをわかりやすく解説:上場企業とは?
株の売買をお話しする上で、「上場(じょうじょう)」について知る必要があります。
●●会社が「東証一部上場!」とか「マザース上場!」とかニュースで聞いたりしませんか?
また、「あの人は上場企業に勤めているんだよ!」とかも聞くことがあります。
「上場」って何!?って思いますよね。
上場とは何なのでしょう?また何のために上場するのでしょう。
株式の売買ができる株式市場(証券取引所)
上場の『場』とは、株式市場(証券取引所)のことを指します。
証券取引所には
- 東証一部
- 東証二部
- マザーズ
など、色々な種類の証券取引所がありますが、現在、株式市場(証券取引所)に上場している株式会社は約4000社もあります。
上場することで、自社の株式を市場に流通させ、不特定多数の投資家に買ってもらうことができるのです。
つまり、より多くのお金を出資してもらうために上場を目指すのですね!
株式会社には、上場会社と非上場会社があります。
株式会社は通常、非上場会社からスタートします。
この段階では、自社の株式を株式市場に流通させて、不特定多数の投資家に買ってもらうことはできません。
一般の人がその会社の株を買おうと思っても買うことはできないのです。
そして、会社が成長していく上で、より多くの資金を得たいと思ったときに上場を目指します。
上場するには、証券取引所の厳しい審査をクリアしないといけませんので、上場企業は基本的には「きちんとした会社」ということになります。
証券会社と証券取引所
まず、これから株式投資を始めようと思ったら、証券会社で証券口座を開設しなければいけません。
そして、その証券会社を経由して、株式市場(証券取引所)に上場している株を買ったり、売ったりできるのです。
引用元:IBカレッジ
われわれ個人投資家は、証券会社(楽天証券、SBI証券など)を通じて、株式市場(証券取引所)に上場している約4000種類の会社の中から、好みの会社を選んで株を買ったり売ったりすることができます。
株の仕組みをわかりやすく解説:株の売買の仕組み
それでは、売買の仕組みを見ていきましょう!
ゆず太くんが、A社の株式を10万出して買いました。(出資しました。)
やばい!やっぱり出資したお金を返してもらいたい!
こんなとき、どうすればいいのでしょうか?
実は、このお金を会社から返してもらうことはできません。
10万円で買ったA社の株式を、「ほかの誰か」に売るしかないのです。
これが、株式投資なのです。
なら9万円でお願いします!
このやり取りを証券会社を通じて、行うのです。
この場合は、ゆず太くんは「1万円の損失」ということになるのです。
反対に、A社の業績がどんどん良くなってくると「A社の株を買いたい!」という人がたくさん現れます。
このようにして株価がどんどん上がっていくワケです。
この場合、ゆず太くんは2万円の利益を出したことになります。
このように、一度発行された株式は、会社の収入や支出とは関係のないところで、売買が行われています。
もちろん、会社の収益が上がれば、会社の人気や知名度が上がりますので、買いたい人が増えて間接的に株価は上昇します。
しかし、会社が利益を出したお金や損失で失ったお金が、直接的に株式の売買の値段には影響していないということです。
あくまでも投資家同士でオークションをしているようなものなのです。
株の仕組みをわかりやすく解説:まとめ
株の仕組みについてお伝えしました。
初心者は、過剰な投資をしないという点が大切です。
投資は自己責任であり、万一の場合、資金の大半がなくなるという可能性もあり得るからです。
まずは、触れてみて慣れるというところからスタートしていきましょう。