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株式投資を始めようと思っても、世の中には情報が多すぎて、何をどう判断すればいいのかわかりませんよね。
今回は、投資判断のタイミングについてです。どのタイミングで「買う」「売る」の判断をすればいいのかお伝えしていきます。
目次
株は終値で買うのが初心者にオススメ:「終値」とは?
株式投資には、次のような用語が出てきます。
- 始値(はじめね)
- 終値(おわりね)
- 高値(たかね)
- 安値(やすね)
それでは順番に見ていきましょう!
私たちが株の取引をできるのは、平日の9時~15時です。
取引がスタートする9時の時点を「寄り付き(よりつき)」
取引が終了する15時の時点を「引け(ひけ)」という表現をします。
また、取引の時間帯ですが
9時~11時30分を前場(ぜんば)
一旦、休憩を挟み
12時30分~15時を後場(ごば)と言います。
そうですね!平日の上記以外の時間や土・日・祝日、年末年始などは取引所はお休みですので、取引ができません。
ですが、注文を出しておくことはできます!
そして
- 始値・・・9時の時点での株価のこと
- 高値・・・9時~15時の間で一番高かった株価のこと
- 安値・・・9時~15時の間で一番安かった株価のこと
- 終値・・・15時の時点での株価のこと
のことを言います。
例えば、楽天[コード:4755]の株ですが、7月16日(月)の取引きは
始値・・・1,162円
高値・・・1,187円
安値・・・1,147円
終値・・・1,178円
となっています。
株は終値で買うのが初心者にオススメ:なぜ終値の株価で判断するの?
経験を積んでいる投資家は、その日の終値で判断することが多いです。
なぜなら終値は、すべての投資家の「買い注文」と「売り注文」をすべて織り込んだ株価だからです。
毎日激しく変動している株価ですが、仕組みはネットオークションに似ています。
例えば、A社の株を持っている人がいて、300円で売ります!という注文を出しています。
そのほかにも
という注文を出している人もいます。
売るときは、少しでも高く売りたいですからね。
その反対に、買いたい人たちは少しでも安く買いたいので
といった注文を出しています。
しかしこれでは、売りたい人と買いたい人の価格が一致しないため、取引が成立しませんよね。
今、売りたい人の中で、一番安い注文を出している人の値段は300円です。
そして、300円で買ってもいいよ!という注文を出す人がいれば、取引が成立し、「300円」というのが現時点での株価になります。
次に、オレは310円でいいから買う!という人が出てくれば、310円で売りたい人との取引が成立し、株価は310円になります。
このように、高くても買いたいという人が集まってくると、320円→330円→340円というふうに取引が成立し、株価が上がっていくのです。
反対に、売りたい人の方が多ければ、これの真逆で株価は下がっていきます。
つまり株価は、需要と供給の関係で決まっているのです。
ですので、買いが優勢だったのか、売りが優勢だったのか、などの判断ができる株価になるため、そこを見ている投資家が多いんです。
なのでサラリーマン投資家は、朝の新聞などを見て、「おっ!この株いいね」となり、9時の寄り付きまでに注文を入れておき、始値で買ったりします。
なので、うまくいかないことが多いんです。そもそも朝刊やニュースで判断するのがヤバいです。
サラリーマン投資家でもしっかり勉強されている方は、終値を重要視していますよ。
株は終値で買うのが初心者にオススメ:ローソク足の読み方は?
チャートとローソク足
株、FXなどで「チャート」というのを見たことがあると思います。
基本的なチャートは、「ローソク足」「移動平均線」「出来高」から作られます。
その名のとおり、ローソクに似ているからこの呼び名がついたんですね!
そして、緑とオレンジの線が「移動平均線」、下の白いグラフが「出来高」です。
このローソク足は、その日の始値、高値、安値、終値を表す記号のようなものです。
ローソク足は「陽線」と「陰線」の2種類
ローソク足は「柱」と呼ばれる四角い部分と、「ヒゲ」と呼ばれる上下に突き出た線から作られています。
ヒゲの上先端が「高値」、下先端「安値」を表します。
始値より終値の方が高かった場合、四角の下が始値、四角の上が終値となります。
始値より終値の方が安かった場合、四角の上が始値、四角の下が終値となります。そして、四角を黒く塗りつぶします。
上のチャートでは、陽線が赤、陰線が青となっています。
ローソク足から分析できること
柱が長いローソク足は、「スタート時の株価」と「終了時の株価」の幅が大きいということです。陽線の場合は株価が大きく上昇し、陰線の場合は株価が大きく下落したことを表しています。柱が長いほど相場の勢いが強く、今後もその流れが続きやすいと考えられています。
たとえば、長い下ヒゲが出たものは一度大きく下落したが、強い買い戻しが入り終了したという意味です。
寄り付き(9時)でスタートしてから売りたい人が続出したが、引け(15時)に向かうにつれて、買いたい人が多く出てきたため、人気の流れのまま引けを向かえたということです。つまり、今後も上昇が期待できると考えられています。
株は終値で買うのが初心者にオススメ:まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、終値で判断することの重要性についてお伝えしました。
今後は、終値で注文を出す方法や、ローソク足の詳しい解説など、別の記事で書いていきますので是非チェックしてみてください。
ありがとうございました!